テレワークで「Wi-Fiが切れる原因」とは?調べ方と対処法を徹底解説

新型コロナの影響で、テレワークを導入する企業がどんどん増えています。スムーズにテレワークで業務を進めるには、インターネット環境を安定させることが大切です。多くの場合、自宅で無線LANを構築してWi-Fiを利用しています。

ただし、Wi-Fiもタイミングによってしょっちゅう接続が切れたり、悪くするとしばらくつながらない状態が続いたりすることが往々にしてあります。

そうなるとオンライでの打ち合わせや会議、商談などに支障が出て、仕事に悪影響を及ぼします。

そこで、今回はWi-Fiが切れる原因を調べて、対処する方法をわかりやすく整理して解説。ここで紹介する情報を知っておけば、Wi-Fiが切れてもきちんとその後は大丈夫なように対応できるので、参考にしてくださいね!

テレワーク中にWi-Fiが切れる原因の調べ方

まずは在宅でテレワーク中にWi-Fiが切れる原因の調べ方について、解説しましょう。

主な原因としては以下の3種類が考えられます。

  • ルーターに原因がある場合
  • ネット回線に問題がある場合
  • 使用デバイスに問題がある場合

この3つのうちどれに該当するかを特定する方法を説明します。

まずは、接続がうまくいかない状態になった際に、他のデバイス(別のPCやタブレット、スマホなど)でWi-Fiに接続できるか試してください。

他のデバイスならつながる場合は、ずばりそのつながらないデバイス自体に問題がある可能性が高いです。

どのデバイスでもつながらない場合は、一度有線でつないでみましょう。有線なら問題なくつながるとすればそれはルーターの問題である可能性が高いです。

有線でもつながらない場合は、ネット回線の問題である可能性が高いでしょう。

このように3段階で調べて、原因を特定しましょう。

ルーターに問題があるケースの対処法

ルーターに原因があるときは、以下の6つの対処法で解決する可能性があります。

  • まずは再起動をしてみよう
  • ルーターの設置場所を変えてみよう
  • モデムとつないでいるケーブルを差し替えてみよう
  • ルーターの再設定をしてみよう
  • ルーターの周波数を確認・変更してみよう
  • ルーターの交換もしくはホームルーターの利用

それぞれを見ていきましょう。

まずは再起動をしてみよう

ルーターを再起動すれば、一時的な不具合が改善されてつながりやすくなる可能性が大いにあります。ルーターの電源を切るか、再起動ボタンがあればそれを押して再起動してみましょう。

プログラムにはたえず数え切れない小さなバグがあるもので、それらが何かの拍子にエラーの原因となります。再起動することで、プログラムが一から開始して、バグに邪魔されずに機能を果たせるようになるでしょう。

ルーターの設置場所を変えてみよう

ルーターはそれ自体を中心として円状に電波を発します。さまざまな場所でWi-Fiを使うのであれば、それらの中心部分に置いておくのが、どの場所でもつながりやすくなる考え方です。

ルーターが隅っこにあると、もっとも離れた場所ではつながりにくいこともあります。

ルーターの再設定をしてみよう

一度ルーターの設定をリセットして、一から再設定すれば改善する可能性があります。それはルーターを動かすプログラムであるファームウェアが更新されていないなどを含めたさまざまな不具合がリセットできるからです。

ルーターの周波数を確認・変更してみよう

Wi-Fiの周波数には2.4Ghzと5Ghzとがあり、選択できるルーターも多いです。

2.4Ghzは遠くまで届くという強みがある反面、通信速度が遅く、他の電波の影響を受けやすい周波数です。5Ghzは通信速度が速く他の電波の影響を受けにくいですが、2.4Ghzほど遠くまでは届きません。

電子レンジを使っているとWi-Fiが切れることがあります。前者は電子レンジなどの家電製品から発生する電磁波の影響を受けやすいので、5Ghzに変更すると解消する可能性があります。

もしくは、ルーターから遠目の場所で切れやすい場合、5Ghzの設定になっていれば2.4Ghzに変更することでつながりやすくなる可能性があります。

ルーターの交換もしくはホームルーターの利用

ルーターも経年劣化していくものです。5年も6年も使っていると、故障ではなくとも性能が落ちてくることがあります。

長く使っている場合は、新しいルーターに交換すると改善する可能性が考えられるでしょう。最近では携帯電話の無線回線を使う「ホームルーター」などもあります。

工事不要でコンセントにつなぐだけで使えて、電波が安定しており、持ち運びも可能です。ただし固定回線と異なり、通信量によって速度制限がかかる場合があるなどの注意点があります。

ネット回線に問題があるケースの対処法

次に、ネット回線に問題があるケースでは以下の2つの対処法を試して見ましょう。

  • ケーブルを一旦全部抜き少し時間をおいてから再接続しよう
  • 別のケーブルに差し替えてみよう

個別に見ていきましょう。

ケーブルを一旦全部抜き少し時間をおいてから再接続しよう

モデムとルーターが別個になっている場合は、モデムはルーターとは違って回線側の機器なので、一度再起動をかけましょう。

その際は、モデム以外のルーターやACアダプターなど関連する他のすべての機器の端子から、一旦プラグやケーブルを抜いて1分ほど時間を置いて、つなぎ直しましょう。

滞留している静電気がトラブルの原因になっている場合もあるので、一旦静電気を逃がす意味があります。

別のケーブルに差し替えてみよう

モデムと周辺機器との接続に使われている、数本のLANケーブルを交換することで解決できる場合もあります。

ケーブルの中で断線やコネクタ部の故障などの不具合を起こしているか、ケーブルと機器との相性が悪い場合があるからです。

ケーブルを刷新しても改善しない場合は、回線そのものに障害が起こっている可能性があるので、回線業者に連絡して相談しましょう。

使用デバイスに問題があるケースの対処法

最後にデバイスに問題があるケースでは、以下の3つの対処法を試してください。

  • とにかく一度再起動をしてみよう
  • 設定に問題がないか確認してみよう
  • 修理あるいは初期化してみよう

ひとつずつ見ていきましょう。

とにかく一度再起動をしてみよう

つながりにくいPCやタブレットを一度再起動してみましょう。それで解消するケースは非常に多いです。

設定に問題がないか確認してみよう

設定によって接続が切られている可能性もあります。例えば、以下のような設定です。

  • スリープ時に接続を切る設定
  • 機内モードになっている
  • セキュリティアソフトがアップデートされていない

設定を適切なものに変えるか、セキュリティソフトのアップデートで解決する可能性があります。

修理あるいは初期化してみよう

デバイスに問題がある場合は、最終的には修理か初期化することで解決するはずです。それでも解説しない場合はネット環境の中で、まだ気がついていない何らかの問題があると考えましょう。

テレワークでWi-Fiが切れる場合は原因別に点検してみよう

Wi-Fiが切れる原因の特定の仕方と、対処する方法を整理して解説しました。ここで紹介したような手順で調べれば、おおむね原因は特定できるでしょう。

ここの原因での対処もひとつずつ行えば改善する可能性が高いので、慌てずに点検して解決し、快適なテレワークを維持してください。

リモートワークのくふう編集部

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