ビール飲み放題?昼寝もできる?ホテル併設型コワーキングスペース「.andwork 渋谷」【潜入取材】

テレワーク・リモートワークの需要が高まり、自宅以外での仕事場を求めてにわかに注目されているコワーキングスペース。「いかに快適に仕事をするか」という点を追求している方にぴったりなコワーキングスペースをご紹介します。

"渋谷のコワーキングスペース"というだけでおしゃれでハイエンドな雰囲気が漂いますが、さらにホテル併設型ということになればなお期待は高まります。それでは早速見てみましょう!

ホテル併設型コワーキングってなに?

「.andwork 渋谷」は「The Millennials渋谷」というホテルに併設されているコワーキングスペース。4階のホテルのロビーラウンジの他、3階のワークラウンジも利用可能です。5階~10階は客室です。

「.andwork」という名称は「life and work」のイメージから生まれたそうで、ワークライフバランスのようにワークとライフが対立するようなものではなく、ライフとワークが一体化している、オーバーラップしているという意味合いを持たせているそうです。
ライフの間にワークを。ワークの間にライフを。こう聞くとまさに今流行りのワーケーションと同じコンセプトですね。

運営会社は株式会社グローバルエージェンツ。The Millennials渋谷は「未来が見える宿泊体験」というコンセプトでIOTを導入しており、新しい文化の発信源である渋谷との相性抜群という背景から2018年に開業したホテルです。ソーシャルアパートメントの運営をきっかけにホテル事業に参入、コワーキングスペースも同時にオープンしました。
現在は渋谷の他に麻布十番、川崎、京都、大阪、福岡、沖縄と全国に7箇所あります。

営業時間は8:00~24:00で、ドロップインも可能で最終受付は22:00。1日単位及び1時間単位での利用が可能です。マンスリー会員のプランは4つあり、24時間利用が可能なプランもあります。

「.andwork 渋谷」にいざ潜入!

エントランス(4階)

ビル入口は「The Millennials」という名称のみ掲げられており、「.andwork 渋谷」は奥のエレベーターまで行かないと表示されておりません。入り口がわからず迷わないようにご注意を。

フロント(4階)

4階がフロントです。 フロントで受付するとセキュリティカードが渡されます。このカードをエレベーターにかざして移動しますが、コワーキングスペース利用者は3階と4階のみ、宿泊者はそれに加えて自室のフロアのみエレベータのボタンが有効になります。

コロナ対策はもちろん万全で、消毒液の設置、来訪者の検温など徹底して行っているそうです。

ロビーラウンジ (4階)

さすが、渋谷のホテルのラウンジです。おしゃれすぎます。これぞインスタ映えですね。

カフェより集中できて仕事しやすい環境である一方、コワーキングスペースよりカジュアルで使いやすい空間、というのがコンセプトだそうです。
広々としたスペースの壁側にはソファー席が、窓側にはハイテーブルが置いてあり、奥はキッチンです(写真は奥のキッチン側から)。 3階のワークラウンジと比べて少し賑やかな印象で、基本的に会話や通話はOK、キッチンも自由に使用可能です。

窓側のデスクは液晶内蔵のハイテーブル。スタンディングで仕事をする方もいらっしゃるとか。

壁側のソファー席が人気とのこと。テーブルもソファもクッションも、色や形がバラバラなのになぜこんなにおしゃれなんでしょう。ちなみに座り心地抜群です。

Macは無料で利用可能です。海外からのゲストに大変好評とのこと。ここに複合機が置いてあります。

キッチン(4階)

ロビーラウンジの奥にキッチンがあります。食材持ち込み自由で、IHコンロがあるので調理もできます。事前に予約すれば5人以上の大人数で料理を作って楽しむことも可能です。冷蔵庫、電子レンジ、トースター、炊飯器、各種調理器具、食器と一通り揃っています。

レンジ、トースター、炊飯器と全て噂のバルミューダ製。

もちろんフリードリンクです。

ワークラウンジ(3階)

フロントの一つ下の階がワークラウンジとなっています。
グレーやイエロー、ブルーなどを基調としたシンプルなデザインの中に、ウクライナのネオンアーティストVasya Kolotushaによるネオン管アートなど遊び心を入れているそうです。

窓際がソファー席、壁側がボックス席、中央が対面のワークスペースとなっています。 こちらが壁際ボックス席。

そして窓際は明るいソファー席です。

ミーティングルーム(3階)

4名用の会議室は予約制。1時間3,000円で会議室のみの貸出も行っています。※マンスリー会員は1時間1,500円

フォンブース(3階)

3階ワークラウンジも会話は自由ですが、かと言って大声で話をするのは気が引けるもの。また聞かれたくない話ももちろんありますよね。そんなときは予約不要のこのフォンブースです。

空いていればいつでも利用は可能ですが、90分までの利用をお願いしているとのことです。この日は私の滞在時間中は2室中1室が稼働していました。

このフォンブースの向かい側にロッカーがあります(月額2,500円、マンスリー会員のみ)。

テラス(3階)

4階のキッチン奥には屋外への扉があり、ベンチが置いてある喫煙可能なテラス。外の空気が吸いたいときにリフレッシュできますね。

ホテル併設ならではのオプション

.andwork 渋谷で利用できる施設はこれだけではありません。
ホテル併設コワーキングスペースならではの、非常に魅力的なサービスもご紹介していきましょう。

テレワークブース(6階)

コロナの流行後に始めたサービスとのことで、現在は6階の客室をテレワークブースとして開放しています。
マンスリー会員はもちろん、ドロップインの時間利用、1日利用もできるホテルの一室を利用したテレワークブース!

1日3,000円、1時間1,000円で利用可能時間は8:00~24:00。1日3,000円で16時間使える個室です!※マンスリー会員は1日1,500円、1時間500円
またこの料金内で3階も4階も利用できるお得なサービスとなっております。

ナップサービス

「nap」とは昼寝という意味。その名の通りホテルの一室を使って昼寝・仮眠ができるサービスです。
仕事をしていてウトウトしてしまうこと、ありますよね……!そんなときにはこのナップサービス。ホテル併設だからこそ可能になる幸せな昼寝タイムですね。

ドロップインでの利用者は1時間1,200円、マンスリー会員は3時間まで1,200円で利用できます。

シャワールーム

こちらはホテル各階に備えられているシャワールーム。

1回300円で利用可能で、タオルや各種アメニティ、ドライヤーが無料で利用できます。

気になる料金は?

「.andwork 渋谷」では365日ドロップインを受け付けています。電源、Wi-Fiはもちろん、フリードリンクで食事持込可能、おしゃれな空間でいつでも仕事ができます。

ドロップイン(8:00~24:00、最終受付22:00)

  • 1時間 800円
  • 1日2,500円

また、マンスリー会員プランは以下4プラン。24時間利用可能なプラン、全国7箇所の.andworkが利用可能なプランがあります。加えてマンスリー会員でしか受けられないサービスや割引が多数あり、それでこの価格は非常に魅力的……!※入会金5,000円が必要になります

  • basicプラン 月額20,000円
  • basic+24hプラン 月額25,000円(24時間利用可能)
  • unlimitedプラン 月額25,000円(.andwork全拠点利用可能)
  • unlimited+24hプラン 月額30,000円(.andwork渋谷24時間、他拠点は営業時間内利用可能)

記事内で既に紹介しているものもありますが、オプションは以下があります。

  • ロッカー 月額2,500円
  • 住所利用 月額5,000円
  • 登記+住所利用 月額10,000円
  • 会議室 1時間3,000円 ※マンスリー会員1時間1,500円
  • テレワークブース 1日3,000円、1時間1,000円 ※マンスリー会員1日1,500円、1時間500円
  • ナップサービス 1時間1,200円 ※マンスリー会員3時間まで1,200円
  • シャワー利用 1回300円

※マンスリー会員は同伴者3名2時間まで無料、またホテル宿泊割引もあります。

なお、4階ロビーラウンジ及びキッチン、3階ワークラウンジともに貸切利用も可能です。貸切時には利用できなくなるフロアやサービスがありますので、会員専用サイトのスケジュールで事前確認してくださいとのことです。

ハッピーアワー

そして最も嬉しい?のがハッピーアワー!17:30~18:30の1時間はビールが飲み放題!
マンスリー会員はもちろん、ドロップインの1日利用者でも対象になります。なに……2,500円で最大16時間利用できてその上ビール飲み放題なのか……!(ただしビール飲み放題後に仕事ができるかどうかは人によります)

The Millennials渋谷

今回ご紹介した「.andwork」は他の拠点も含めて全てホテル併設型のコワーキングスペースです。 客室はこんな感じで、おしゃれなカプセルホテルという感じでしょうか。

「未来が見える宿泊体験」と言う通り、受付時に渡されるのはipod touch1つ。このipod touchでベッドのリクライニング、照明、アラーム(ベッドのリクライニングで起こす仕様……!)など、全ての操作が可能です。

また、もう1つ魅力的なのがスクリーン全面に自分のPCや携帯を映すことができるプロクジェクター。Amazon PrimeでもNetflixでもYoutubeでも、ベッドに寝ながら快適に見ることができます。この操作ももちろんipod touch。

外国人の利用者が多いそうですが、中には東京在住で敢えて宿泊してコワーキングスペースも利用する方がいるとのこと。

最後に

ホテル併設型コワーキングスペース「.andwork 渋谷」、いかがでしたでしょうか。 とてもおしゃれな空間でこれぞ渋谷!というコワーキングスペースですね。前日午後に入って優雅に仕事してハッピーアワーでビール飲んでシャワー浴びて寝ながら動画見て朝はキッチンでパンが食べ放題で……と妄想が膨らみました。

利用者はマンスリー会員4割、ドロップイン4割、宿泊者2割くらいとのこと。個人事業主や外国人の他に企業勤めの方も多く、外出時やオンライン会議に利用する方もいらっしゃるそうです。宿泊も含めてリピーターが多いようですね。

マンスリー会員やドロップインだけでなく、日経オフィスパスTIME WORKでも利用できますので、渋谷に行く際には一度利用してみることをおすすめします。

私も改めて午前中から利用してビール飲みに行きたいと思います!

リモートワークのくふう編集部

リモートワークのくふう編集部は、新しい働き方を応援しています。

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