東京都がサテライトオフィスの利用を推進!「TOKYOテレワーク・モデルオフィス」とは?

タイトルの通りですが、みなさまは東京都がサテライトオフィスを運営していることをご存知ですか?
編集部も、「東京都が運営?」「モデルオフィスってなに?」とクエスチョンだらけだったので、これは行ってみるしかない!ということで、今回は「TOKYOテレワーク・モデルオフィス国立」に行ってまいりました。

サテライトオフィスって、なに?

現地をご紹介する前に、そもそもサテライトオフィスについて説明をしていきます。

サテライトオフィスとは、「企業の本社・本拠地から離れた場所に設置する仕事場」のこと。「働き方改革」という名のもと、コロナ以前から労働生産性の向上や働き方の多様化を目的に官民ともにサテライトオフィスの導入を推進していました。新型コロナウイルスの流行により「テレワークをする場所」としても注目されてさらに加速化されている、というのが今の状況です。

サテライトオフィスには都市型・郊外型・地方型と3つのパターンがあります。
都市型は外出先近くでの業務環境の確保による時間短縮及び費用削減、郊外型は社員の自宅近くでの業務による時間短縮及び費用削減、育児や介護との両立がそれぞれ主な目的ですが、コロナによって実現した、あるいはしようとしている企業は増えましたよね。
地方型は少し性格が異なりますが、災害時のリスク分散や地方活性化のほか、自然豊かな場所で心身充実も図るという目的から照らすとワーケーションに近いでしょうか。

いずれにせよ、現在のリモートワーク対策は働き方改革の延長線上にあります。働く人にサテライトオフィスを体験してもらうため、モデルオフィスとして様々な事例や利用機会の提供を行っているのが「TOKYOテレワーク・モデルオフィス」というわけですね。上記パターンだと現在の3箇所は郊外型に該当し、テレワークをする場所としての位置づけになります。

多くのサテライトオフィスは個人での契約はできず、法人単位で契約して社員が利用するという特徴があります。サテライトオフィスとしての利用はWeWorkやリージャスなど大手のコワーキングスペースもその対象でしたが、サテライトオフィス"専門"施設として、ザイマックスが運営する「ZXY」や東急が運営する「NewWork」、三井不動産が運営する「ワークスタイリング」などがあり、確実にその数は増えています。

TOKYOテレワーク・モデルオフィス国立へいざ突撃!

それでは早速現地をご紹介していきましょう。

TOKYOテレワーク・モデルオフィスは、国立、府中、東久留米の3箇所に開設しています。国立は2020年7月のオープンですが、コロナ以前から計画されていた施設とのこと。
立地は都心に通勤している方が多く住んでいる場所、民間のサテライトオフィスが出店していない場所などの条件で選定し、前述の3箇所になったそうです。

立地

今回訪れたTOKYOテレワーク・モデルオフィス国立は、JR中央線国立駅南口から徒歩3分。桜並木が有名な大学通り沿いにあります。

階段を上がって中に入ると、まず受付にて消毒と検温を促されます。スタッフが常駐しており、利用者のサポートはもちろん、見学者の対応もするそうです。営業時間は平日の9:00~19:00。この日訪れたのは10時でしたが、その時点で既に満席となっていました。

オープンワークスペース

入って左側がメインのオープンワークスペース。もともとは最大57席の施設ですが、現在はコロナで席を間引いて営業中です。

壁際には間仕切りされた独立ブースが並んでいます。

周囲の視線を遮断したパーソナルワークスペースもあります。

会議室

一番奥には6名~8名の会議室があります。予約が必要ではありますがもちろん無料。予約1回につき1時間までです。
会議スペースとしては非常に広く、また天井と壁との間には隙間が空いているため完全な密室ではありません。壁には吸音パネルが設置されており、反響音を吸音させて話し声が聞こえにくいようにしてあります。さらに机の上にはレベルメーターなるものが置いてあり、大きい声や音に反応して光と音で注意を促すようになっていました。写真ではわかりづらいですが、モニターの前に置いてあるコップくらいの大きさのものがそれです。

テレフォンブース

電話やオンライン会議のためのテレフォンブースもあります。こちらは空いていれば予約不要で利用できますが、原則1時間までとなっております。
オープンワークスペースでは原則会話や通話が禁止なので、後述するイノベーションワークスペースかこのテレフォンブースを利用することになります。

イノベーションワークスペース

受付右側にあるのがイノベーションワークスペース。ハイカウンターやソファー席が置かれ、緑のタイルカーペットが印象的です。

このスペースは会話や通話ができ、オープンワークスペースが飲み物だけであるのに対して、イノベーションワークスペースは食事もOKです。リフレッシュ効果も見込めるため、このような空間を作ってみては?というサテライトオフィスづくりや自社のオフィス環境への提案ですね。

このスペースには色々とそのような提案が詰め込まれており、例えばこちらのオフィスアート。"Rush hour"を"Lush hour"(豊かな時間)に、というコンセプトで、満員電車と公園のイメージを対比させて作成されたものだそうです。ビジュアルによって理念やビジョンの共有、コミュニケーションの促進などの効果を狙ったものだとのこと。

他にも、テレワークを導入するための冊子。

テレワーク関連ビジネスのパンフレット。

書籍や雑誌などのテレワーク情報コーナーもあります。

その他設備、サービス

複合機やシュレッダーなど、サテライトオフィスとして必要なOA機器はもちろんあります。

ロッカーも用意されており、こちらは空いていればいつでも利用可能です。

お茶、紅茶、コーヒーの給茶機。こちらはフリードリンクです。

利用方法ってどうすればいいの?

このように見ていくと一般的なコワーキングスペースと同じですね。違いは事前に登録して予約する必要があること、そして無料であることの2点です。
前述した通り各所にサテライトオフィス導入を推進するためにモデルオフィスとしての説明書きがあり、より多くの都民に使ってもらいたいという意向があるところもポイントですね。

利用の流れ

1.企業の利用登録
一般企業はもちろん、一般社団法人や一般財団法人などの公益法人、個人事業主やフリーランスの方も対象で、他県の企業でも利用者が東京在住ならOKです。※企業等の要件についてはこちら
現在3つの拠点で1,400件ほどの登録があるそうです。7月からオープンしてまだ4ヶ月なのにすごい。

2.利用者の登録
企業登録をするとIDと予約サイトURLが案内されるので、そこで利用者登録を行います。人数に制限はなく何人でも登録が可能です。

3.利用予約
利用者登録を行うと各利用者のメールアドレス宛に登録完了メールが送られます。予約は各利用者が行い、初回利用時に予約画面または予約完了通知メールと身分証明書を提示し、2回目以降は初回に発行される利用者カードにより受付します。
予約は利用日の14日前から15分単位で1回4時間まで、6回分予約ができます。1日丸々仕事したい場合には8時間なら2回分、営業時間いっぱいの10時間なら3回分です。

以上が利用の流れで、所属している企業が利用登録すれば誰でも利用可能になります。予約がなくても空いていれば利用は可能ですが、直近1週間は比較的埋まっているとのことなので早めの予約をおすすめします。近くにお住まいの方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

最後に

TOKYOテレワーク・モデルオフィス、いかがでしたでしょうか。
事前に登録が必要な施設ではありますが、企業にお勤めの方の場合でも会社単位だけでなく部署単位でも登録さえすれば利用できるようになります。

東京都はモデルオフィスの運営以外にも「東京テレワーク推進センター」を飯田橋に設置し、テレワークの体験や情報収集、相談等を行っていますので、サテライトオフィスを検討している企業にとって参考になるかもしれません。

テレワーク推進センター
東京都文京区後楽2-3-28 K.I.S飯田橋ビル6階
https://tokyo-telework.jp/

TOKYOテレワーク・モデルオフィス
・国立オフィス 東京都国立市東1-15-12 国立東加賀屋ビル2階
・府中オフィス 東京都府中市府中町1-14-1 朝日生命府中ビル1階
・東久留米オフィス 東京都東久留米市東本町1-15 ウィステリアMFビル3階
https://tokyo-telework.jp/modeloffice/

リモートワークのくふう編集部

リモートワークのくふう編集部は、新しい働き方を応援しています。

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