テレワークをする中での「Zoom会議」や「LINEミーティング」などのオンラインコミュニケーションにおいて、マイクの性能は大切です。
オンライン環境では音声の状態が不安定になることもあるので、マイクの性能がいまいちであれば相手と快適なコミュニケーションが取りにくくなってしまいます。
そこで今回は、テレワークをしている、あるいはこれからテレワークをするみなさんの参考になるように、Zoom会議などに向いたマイクの選び方やおすすめ商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
テレワークの会議には欠かせないマイク
Zoom会議に参加する際に、マイクを内蔵していないデバイスで参加するような場合や、あるいは会議をできるだけ円滑に進めたい場合には、できるだけ専用のマイクを用意した方がよいでしょう。
Zoomなどのオンラインコミュニケーションツールは、パソコンやタブレット、スマートフォンなどに内蔵されているマイクでの利用にももちろん対応しています。
しかし、音質的にまったく問題ないかといえばそうでもない場合が結構あるのです。デバイス内蔵のマイクが拾う音声のクオリティが音質やノイズの具合などで低くなってしまうと、発言を正確に聞き取ってもらえないケースもあります。
一方、高音質の専用マイクを使えばやはりノイズが入りにくく、発言した内容も伝わりやすいため聞き返されることも少なくなり、会議を円滑に進行できるのでおすすめです。
オンラインツールの機能を使って多人数対個人で会議を行う際などは、一対一の場合以上に専用マイクがあると役立ちます。多人数の発言を拾いきれないときや、マイクとスピーカーの間で音がループし、キーンという音が発生する「ハウリング」と呼ばれる音のトラブルの軽減も可能です。
オンライン会議での音声トラブルを軽減する効果があるので、専用のマイクを選ぶのがよいでしょう。
マイクの種類としては主に「マイク単体」「スピーカーフォン」「マイク付きイヤホン」「マイク内蔵Webカメラ」「ヘッドセット」という5種類のタイプがあります。
ここからはどの種類が向いてるかそれぞれの特徴を紹介しましょう。
1.音質にこだわるなら「マイク単体」
ヘッドホンのように耳をふさいでしまうデバイスが苦手な人もいるでしょう。あるいは音声のクオリティにこだわりたい人もいるはずです。そういう人たちは、マイク単体のものを利用するのがおすすめとなります。
マイク単体はどう選ぶ?
単一指向性のマイクならまわりの雑音や生活音を拾いにくく、ハウリングのリスクを軽減できます。
一方、無指向性あるいは指向性切替に対応しているマイクなら、同時に複数名で使いたいときにも使いやすいでしょう。参加人数に応じて適切なマイクを選べば、オンライン会議は快適です。
おすすめのマイク単体
▲ファイファイン(FIFINE)USBコンデンサーマイク K052 、4,499円
マイクの角度が調節できで、そのうえ2段式のフレキシブルアームなので、話しやすい姿勢に合わせて高さや位置を調整できます。重量感があることと、底の滑り止め加工によって安定感が抜群です。単一指向性タイプで正面からの声をクリアに拾ってくれます。
また、触りやすい位置にミュートボタンがあるのであなたのまわりで雑音が発生している際にミュートできて便利です。
2.ハンズフリーで快適「スピーカーフォン」
たとえば複数名がひとつの部屋に集まり、外部の人とつないでオンライン会議をする際に向いているのは、マイクとスピーカーが一体になったスピーカーフォンです。
スピーカーフォンはどう選ぶ?
「無指向性」や「全指向性」のものを選べば、それを囲んでいるまわりの人の声をすべて拾うので、同じ部屋にて複数名で使うのに最適です。
話す方は各自がハンズフリーで使えて、聴く方に関しては端末の内蔵スピーカーよりもしっかりした音量で室内全体に聞こえるので、会議を効率的に進められます。
ただし、双方がスピーカーから音を出していると、ハウリングしてしまう可能性があるので、その場合は「エコーキャンセラー」機能がついたものを選べば問題ありません。
おすすめのスピーカーフォン
▲アンカー(Anker)PowerConf A3301011、12,980円
満充電の状態で最大24時間の連続使用が可能なほどバッテリーが大容量なので、長時間になりそうな会議でも安心して使えるでしょう。ワイヤレス接続以外にも、付属のUSBケーブルで有線接続も可能です。
全指向性マイクで、声が距離にかかわらずに最適化されるので、会話が円滑に進みます。エコーキャンセリング機能を搭載しているので、先方がスピーカーから音を出していても問題ありません。ノイズリダクション機能によりクリアに通話できます。
ドライバーのインストールも不要で、すぐに使える点も魅力といえるでしょう。
3.汎用性が高い「マイク付きイヤホン」
マイク付きイヤホンは接続の仕方がワイヤレス接続と有線接続があります。オンライン会議などで使う場合は、断然ワイヤレスが快適なのはいうまでもありません。
しかし、長時間の会議になると、デバイスの充電が減ってくると音質や音量が低下していき、また途中で完全に切れてしまう場合もあるでしょう。
そんなマイク付きイヤホンはどのように選ぶのがよいでしょうか。
マイク付きイヤホンはどう選ぶ?
会議がもし長くてなっても、3〜4時間程度なら、充電さえしておけばワイヤレスイヤホンでも充分に対応できるでしょう。
しかし、いつも長時間の会議になる傾向があるなら、有線接続の方がよいかもしれませんので、両方を用意して、使用する機会に合わせて使い分けるのもよいでしょう。
ただし、両耳タイプのワイヤレス接続イヤホンなら、長くなる場合は途中で片耳ずつ使用する時間帯も設定して、その間に片方を充電すれば長時間に対応できます。
おすすめのマイク付きイヤホン
▲アンカー(Anker)Soundcore Liberty Air 2、7,999円
特定の周波数帯域においての聞き取りやすさを自動で測定し、ユーザー独自のバランスを自動で作成します。
ノイズキャンセリング機能によってマイクがまわりのノイズを除き、通話相手にユーザーの音声をクリアに届けることが可能です。満充電で7時間の連続使用ができます。
4.画像も鮮明「マイク内蔵Webカメラ」
オンライン会議では、音質や画質が悪いと会議への各人の集中力も散漫になりかねません。双方を一挙に解決できる、マイク内蔵Webカメラという選択肢があります。
マイク内蔵Webカメラはどう選ぶ?
価格帯も幅広く機能もさまざまなので、どれが正解ということはいえないくらい選択肢があります。結局どのようなイメージの会議で使うのか、何人くらいで使うのかによって、最適なWebカメラも変わってくるのです。
いずれアフターコロナ時代になった後も、テレワークを引き続き利用する企業が多いのは間違いありません。今のうちに、あなたの仕事のスタイルに合ったWebカメラを見定めましょう。
おすすめのマイク内蔵Webカメラ
▲バッファロー(BUFFALO)マイク内蔵120万画素Webカメラ HD720p対応モデル ホワイト BSWHD06MWH、1,073円
マイク内蔵タイプのWebカメラながら、価格はかなりのコスパです。120万画素720pHDなので、価格からすればおどろきの快適さで使用できます。
接続の仕方もパソコンにケーブルをつなげるだけなので、不慣れな人でも簡単に使えます。最初のお試しの1台としてもおすすめです。
5.長時間使用にも最適「ヘッドセット」
仕事だけでなくプライベートでも快適に使えるヘッドセットの人気が高まっています。安いものから高いものまで豊富な選択肢がありますが、しっかり選んで高性能なヘッドセットを使いたいものです。
ヘッドセット(マイク付きヘッドホン)はどう選ぶ?
ヘッドセットを選ぶ際に押さえておきたいポイントは大きく以下の3つです。
- 接続方法が使用するデバイスに合っているか
- 装着感がしっくりくるか?
- ノイズキャンセリング機能が搭載されているか
これらをよく確認してから、スペックをチェックして選びましょう。
おすすめのヘッドセット
▲ゼンハイザー(Sennheiser)PCヘッドセット VoIP PC 8.2 USB、9,000円
オーディオ技術の高さと洗練されたデザインで、リモートワークやオンラインゲーム、eラーニングなど幅広い用途に使えます。
デザインがスタイリッシュなだけでなく軽量構造で着け心地は快適です。ノイズキャンセリング機能も高く、シームレスな会話を可能にしてくれます。
相性の良いおすすめマイクを選んでテレワークを快適に!
テレワークをする中でのオンライン会議で活躍するマイクにフォーカスして、選び方とおすすめ商品を紹介しました。タイプがたくさんありますが、なんらかの用途に特化しているものと汎用的なものとがあります。
あなたが使う用途と環境を考えたうえで、汎用的なものにするか、ピンポイントで役立ちそうなものにするかをじっくり考えて選んでください。